SONY(ソニー)から最新ワイヤレススピーカーのSRS-RA5000とSRS-RA3000が発表されました!
大手家電量販店勤務の筆者が目玉機能の「360 Reality Audio」を含め、徹底解説しましたので是非ご覧下さい。
目玉機能「360 Reality Audio」
「360 Reality Audio」とは
SRS-RA5000とSRS-RA3000の目玉機能は「360 Reality Audio」です。
「360 Reality Audio」とは、まるで生演奏を聞いているかのような立体感のある音楽を楽しむ事ができるソニー独自の最新技術です。
360 Reality Audioは、オブジェクトベースのソニーの360立体音響技術を使った新しい音楽体験です。
ボーカルやコーラス、楽器などの音源一つひとつに位置情報をつけ、球状の空間に配置。
アーティストの生演奏に囲まれているかのような、没入感のある立体的な音場を体感できます。
SONY公式サイト
早く体験してみたいですね…。
再生するために
360 Reality Audio(360RA)を体験するためには360RAに対応した音源データが必要です。
楽曲をPCやスマホなどにダウンロードして再生することはできず、対応しているストリーミングサービスを利用する必要があります。
現在対応しているストリーミングサービスはAmazon Music HDとnugs.netのみで(2021年4月16日以降)、その他のストリーミングサービスは対応していません。
Immersive AE(Audio Enhancement)
「Immersive AE」もソニー独自の立体音響の技術で、音の広がりを実現します。
従来のスピーカーのように水平に音が広がるだけでなく、上にも音が広がることによって臨場感あふれる音楽を楽しめます。
「Immersive AE」は「360 Reality Audio」とは異なり、どの音源にも対応しています。
スペック
スペック概要
SRS-RA5000 | SRS-RA3000 | |
---|---|---|
スピーカー | 直径約46mm(上向きスピーカー)×3 直径約46mm(ミッドスピーカー)×3 直径約70mm(サブウーファー)×1 | 直径約80mm(フルレンジスピーカー)×1 トゥイーター×2 |
Wi-Fi | ○ | |
Bluetooth | Bluetooth Ver.4.2 | |
対応コーデック | SBC/AAC | |
ハイレゾ対応 | ○ | × |
AirPlay | × | |
アンプ | S-Master HX | S-Master |
ClearAudio+ | × | |
DSEE HX | ○ | × |
質量 | 約4,900g | 約2,500g |
価格 | 66,000円程度 | 36,000円程度 |
このように並べて比べてみるとRA5000とRA3000では同じシリーズですが、かなり差がある印象です。
搭載スピーカー数やハイレゾ対応の有無などの点でRA5000が優れています。(その分価格は倍近くしますが…。)
個人的にはWi-Fiに対応しているという点が嬉しいポイントです。
SRS-RA5000
価格:65,000円程度
やはり7つのユニットという圧倒的なスピーカー数が魅力です。
上向きスピーカーが3つ搭載されていることから、360 Reality Audioを最大限楽しむことができると思います。
フルデジタルアンプ「S-Master HX」が搭載されており、ハイレゾ対応で非常に高音質であると予想できます。
また、アップスケーリング技術「DSEE HX」により、ワイヤレスでも高音質で音楽を楽しめます。
SRS-RA3000
価格:35,000円程度
RA5000と比べるとスピーカー数は劣りますが、オムニディフューザーとビームトゥイーターによって立体音響を可能にしています。
「S-Master」が搭載されており、RA5000と同様に高音質な音楽を再生できます。
後述のAmazon Echo Studioとの音質の差が気になるところです。
他のスピーカーとの比較
SONY SRS-XBシリーズ
価格:25,300円
SRS-XB43は2021年3月現在の最新のソニーのワイヤレススピーカーです。
「EXTRA BASS」による重低音や、「ライブサウンド」モードによる臨場感が魅力です。
立体感という点では、「360 Reality Audio」の方が「ライブサウンド」モードを上回っているものと思われます。
重低音ならSRS-XBシリーズ、
高音質、立体感ならSRS-RAシリーズといったところでしょうか。
Amazon Echo Studio
価格:24,800円
AmazonブランドのワイヤレススピーカーEcho Studio。
「360 Reality Audio」に対応していることから、SRS-RA3000の競合となりそうです。
もちろん音質はソニーに軍配が上がることでしょうが、RA3000と比べて約1万円低価格とコスパが魅力です。
実際に聴き比べてみたいところです。
感想
新たなSRS-RAシリーズ、デザインも秀逸で、ソニーとしてもかなり推してきている印象です。
個人的には高額ですが、SRS-RA5000が気になります。
新機能の「360 Reality Audio」に、前回のXBシリーズにはなかったWi-Fiとハイレゾ対応と完璧といっても過言ではないBluetoothスピーカーです。
スピーカーもいいけどフルワイヤレスイヤホンの新製品WF-1000XM4をはやくリリースしてほしい笑。